添削事例|三つ折りリーフレット表面

1_before.jpg 添削前 2_answer1-a.jpg 改善案A|元デザインを活かした最小限の改善 3_answer1-b.jpg 改善案B|安心感・親しみやすさ重視【お薦め】 4_answer1-c.jpg 改善案C|情報整理・可読性重視
訪問歯科診療|三つ折りリーフレット表面
  • 訪問歯科診療の三つ折りリーフレット
  • 全体的なデザインについて迷っている
  • 特に表紙が少し物足りなく感じている
  • もう少し装飾を加えた方が良いのか、フォントや色の選び方に問題があるのか、自分で判断がつかない
  • 医療関係のパンフレットなので、清潔感・安心感・誠実さが伝わる紙面にしたい
  • 色は外来のイメージカラーに寄せて制作

表面(外面)の現在のデザイン。作り直しが必要な状態ではありません。基本的な方向性は良く、色選びにも大きな問題はありません。改善するなら「装飾を増やす」のではなく、以下の4点がポイントになります。
 

  • 表紙に短い安心情報を加える
  • 見出しを少し太くし、本文のコントラストを上げる
  • Q&A面にもネイビーを増やして3面の統一感を出す
  • 地図とQRコードを実用的にする

 
この調整だけでも、清潔感を保ったまま、表紙の完成度と医療機関としての信頼感が高まります。

全体

  • ネイビー、白、アイボリーの組み合わせが医療らしく、清潔感と誠実さがある
  • 明るい写真と広い余白により、圧迫感がない
  • 写真を見るだけで「自宅や施設で歯科診療を受けられるサービス」と理解できる
  • 角丸、緩やかな曲線、暖色のアクセントが、歯科に対する緊張感を和らげている
  • 派手な装飾がなく、地域の医療機関として堅実な印象を与えている

 
表面

  • 「訪問歯科診療」のタイトルサイズが丁度良く、内容が即座に伝わる
  • 診療風景が大きく扱われているので、サービス内容を想像しやすい
  • 下部のネイビーの曲線と白のロゴが、表紙を安定させている
  • 医師と高齢患者の写真に、専門性と実在感がある

 
裏表紙・Q&A面

  • 電話番号が大きく、問い合わせ先を見つけやすい
  • Q&Aがカードごとに分かれているため、情報を拾い読みできる
  • 「訪問診療エリア」「受付時間」「休診日」など、問合せ前に必要な情報が一面に揃っている
  • 「QRコード」「電話番号」「住所」が集約されていて、裏表紙としての機能を果たしている

表紙の要素が少し孤立して見える
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タイトル・説明文・写真がそれぞれ独立して配置されていて、視線を次の要素へ誘導する仕掛けがない。上半分を占める白が、余白というより「何か入る予定だった空間」に見えやすくなっている。また、タイトルと説明文が同じ青の一色なので、表紙の中にアクセントとなる情報がない。
 

表紙写真がやや「治療行為」に寄りすぎている
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内容は明快だが、口腔内を処置している場面が中心なので、人によっては緊張や不安を感じる可能性がある。医療の専門性は伝わる一方、「相談しやすさ」「寄り添ってくれる安心感」はやや弱め。写真自体を変更しない場合でも、コピーや小さな安心材料を添えることで印象を調整できる。
 

3面の配色が少し分断されている
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  • 表紙:青と白
  • 裏表紙:青とアイボリー
  • Q&A面:オレンジとアイボリー

 
という構成で、Q&A面だけ別シリーズのように見える。色そのものに問題があるのではなく、使用比率の違いが原因。Q&Aの本文までオレンジにすると親しみは出るが、医療パンフレットとしての安定感と可読性が少し下がる。
 

Q&A本文の可読性
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主な読者に高齢者やその家族を想定すると、オレンジ色の細い本文はやや読みづらい可能性がある。特に薄いアイボリーの背景との組み合わせではコントラストが弱い。カードの影、点線、オレンジの囲みのデザインをすべてで繰り返しているので、揃ってる感はあるが重たさもあり、読者の読む気を誘わない可能性がある。
 

地図が小さく、実用性が低い
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一般的な地図をそのまま縮小しているため、地名や道路が細かく、印刷物では読み取りにくくなりそう。赤い円も「どこを中心とした16kmなのか」が直感的にわかりづらい。対応範囲を示すことが目的なら、細かな道路情報よりも、医院位置と主要地域名に絞った簡略地図の方が有効。
 

QRコードの行き先が分からない
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QRコードの近くに「医院Webサイト」「訪問歯科の詳細」「お問い合わせはこちら」などの説明がないので、QRコードを読み取るまで何が表示されるのか読者が判断できない。
 

コピーに修正・確認したい箇所がある
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  • 「訪問診療エリア」→ 表紙との統一を考え「訪問歯科診療エリア」の表記に統一
  • 「楽な態勢」→ 身体の姿勢を示すなら「楽な体勢」
  • 「デーサービス」→ 質問文と合わせ、より一般的な「デイサービス」の表記に統一
  • 「どんな方でも診療に来てくれますか?」→ 回答で対象者を限定しているので「どのような方が対象ですか?」の方が的確

●優先度1|表紙に“安心材料”を1つ加える
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装飾だけを足すのではなく、タイトルの上または説明文の下に「短い情報」を加えるのがお薦めです。
 
例

  • ご自宅・施設へ歯科医師が伺います
  • 寝たきり・車いすの方にも対応
  • 保険診療対応
  • まずはお気軽にご相談ください

 
3つ程度を小さな角丸ラベルを付けて表現しても良いのですが、表紙をすっきり保ちたいなら一文だけでも十分です。
 
おすすめの表紙構成は次の順序になります。

  1. 小見出しやリードとして「ご自宅・施設へ伺います」
  2. タイトル「訪問歯科診療」
  3. 現在の説明文
  4. 診療写真
  5. 「保険診療対応」などの小さな安心情報
  6. 医院ロゴ

 
これにより、余白を保ちながら表紙に情報の誘導線ができます。
 
 
●優先度2|文字色とフォントウェイトを調整する
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現在のフォント選びが大きく間違っているわけではありません。
ただし、一部が細く行間がやや狭すぎるので、次のように整理すると信頼感が増します。
 

  • タイトル:現在より1段階太いウェイト
  • 小見出し:MediumまたはBold
  • 本文:Regular
  • 電話番号:現在の強さを維持
  • Q&A本文:オレンジではなく濃いネイビーまたはチャコール
  • オレンジ:Qマーク、質問、罫線などのアクセントに限定
  • 本文の行間:文字サイズの1.5倍

 
高齢者も読む場合は、UD系ゴシックや視認性の高いゴシック体が適しています。フォントファミリーは原則1種類、増やしても2種類までが纏まりがありお薦めです。
 

●優先度3|3面の配色を統一する
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現在の色を変更する必要はなく、使用比率を整えるのがお薦めです。
 
目安

  • ネイビー:主色、約60~70%
  • 白・アイボリー:背景、約20~30%
  • オレンジ:アクセント、約10%

 
具体的には、Q&A本文を濃いネイビーに変更し、オレンジはQマークと質問文だけに使います。表紙には細いオレンジのラインや小さなラベルを1か所だけ加えると、3面の配色が自然に繋がります。
 
 
●優先度4|地図を簡略化する
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地図は以下に絞るとわかりやすくなります。
 

  • 医院の位置を大きなピンで表示
  • 16km圏を円で表示
  • 尼崎・大阪・神戸などの主要地域だけ表示
  • 細い道路名や不要な施設名は削除

 
地図下の説明は「当院から半径16km圏内のご自宅・病院・施設へ訪問します」の表記も読者に伝わりやすくお薦めです。
 

●優先度5|QRコードに説明を付ける
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QRコードの近くに、次のような一文を加えましょう。
 

  • 訪問歯科の詳細はこちら
  • 医院Webサイト
  • Webサイトはこちら
  • スマートフォンからお問い合わせ

装飾は増やしても構いませんが、次のうち1種類に限定するのがお薦めです。
 

  • 薄い歯と家のラインアイコン
  • ご自宅までの訪問を示す細い点線
  • 淡いブルーまたはアイボリーの円形背景
  • 現在の曲線を利用した小さなオレンジの差し色
  • ごく薄い歯のシンボルを背景に配置

 
葉、十字、円、点線、複数のアイコンなどを同時に足すと、介護施設や生活情報誌のような印象になりやすいので、医療らしい端正さを残すなら控えめな方がお薦めです。

優先して改善したいポイントを反映した修正案を3案作成しましたので、是非参考にしてみてください。
 

  • 現在の雰囲気を大きく変えたくない場合はA案
  • 安心感や親しみを強く出す場合はB案
  • 清潔感・誠実さ・高齢者への読みやすさのバランスを優先するならC案
 
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A案:元デザインを活かした最小限の改善
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配色と構成をほぼ維持し、表紙の補助コピー、控えめな歯と家のモチーフ、簡略地図、Q&Aの可読性を改善しています。
 

 
 
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B案:安心感・親しみやすさ重視
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写真をアーチ状に大きく見せ、「保険診療対応」などの3つの安心材料を表紙に追加。最も柔らかく、介護・在宅医療に相応しい印象を与えます。個人的には最もお薦めです!
 

 
 
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C案:情報整理・可読性重視
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Q&Aを番号付きの整然とした構成に変更し、電話番号を濃紺の問い合わせブロックに集約。高齢の方にも情報を見つけやすく、医療機関としての信頼感が最も強い案です。
 

 
中面の添削と改善案については、明日以降またメッセンジャーで送りますね!